堅牢なデニム作りのノウハウをレザージャケットに
1960年に誕生した、日本最古のジーンズブランドであるエイトジーが、2018年秋、レザーウェア専門ブランドとして新たに立ち上げた気鋭ブランド、EIGHT LEATHERS(エイトレザーズ)の記念すべき1作目。
長年にわたるジーンズ作りで培った質実剛健な作りや、
手間暇を惜しむことない生産工程など、その品質に多くの共感を得ている一着です。
古くにアメリカで親しまれたシンプルなスポーツジャケットをベースにし、レザー本来の表情がより引き立つ仕上がりとなっています。
ライダースとは一味違う、スポーツジャケットとは？
この通称「スポジャケ」は、ライダースジャケットが誕生する以前、1910～1930年頃にライダーを中心に支持を受けていたもので、カフス仕様の袖や、胸ポケットのチェーンなどのヴィンテージテイストが楽しめる、クラシックレザージャケットです。
現代のライダースジャケットに比べシンプルで、普段使いしやすいのもポイント。
当モデルはスポーツジャケットのモデルとしては代表的なシングルタイプを採用しました。
引き立つ素材感や作りで、ワンランク上のコーディネートを楽しめる、大人のための革ジャンに仕上げています。
背中にアクションプリーツを備えることで肩周りの窮屈さを解消。
レザージャケットは熱がこもりやすいため、
脇にベンチレーションホールを設けることで適度な通気性を確保しました。
ウエスト部のベルトでシルエットやフィット感に変化を付ける事も可能です。
レザー本来の表情を生かした拘りの工程
素材には、当時のスポーツジャケットでも多く見られたホースハイド(馬革)を用いています。
ポーランド産の馬革を下地を丁寧に処理した後、ワックスで表面を加工し、その後、熱処理することにより生まれる深みのある光沢感。
製革工程で最も重要と言われる鞣しには、オリジナル配合のタンニン剤を使用。
また、多くは革をほぐすために、ドラムに革を入れて回転させる、「空打ち(ミーリング)」と呼ばれる革の柔軟作業を行いますが、その工程をあえて省略することで、革が元々持つハリや風合いをそのままに、天然素材であるレザーならではの自然な表情を生み出しています。
いい革ジャンは裏地にも拘る！ライニングの重要性
着脱のしやすさの向上や保温はもちろんですが、表地の補強や、シルエットを綺麗に保つ効果など、目には見えない様々な役割を持つライニングは、レザージャケットの魅力をより高めてくれます。
当モデルのライニング(裏地)には、丈夫で光沢感のあるウエポン生地を使用しました。
袖通しの良さと高級感を併せ持ったウエポンは、レザーとの相性が抜群ですが、
厚みのある素材同士の縫製作業は高度な技術を必要とし、熟練した職人でこそ成せる技です。
※ウエポン生地とは、「ウエストポイント米陸軍士官学校」の制服に由来する綾織りの生地。チノクロスと混同されがちですが、チノクロスは一般的に単糸(1本の糸)、ウエポンは双糸(2本の糸)で編まれていて、ハリの強さが特徴です
【マテリアル】ポーランド産ホースハイド(馬革)
【ライニング】綿100%
・革の厚み約1.7mm
・タロンジッパー
・内ポケット×1
Size Chart(cm)
Size/Back Length/Chest/Shoulder/Sleeve/※Sleeve
XS(34)/---/---/---/---/---
S(36)/62/54/44/63/---
M(38)/64/58/49/64/---
L(40)/66/61/50/65/---
XL(42)/66/64/53/66/---
